職場の孤独への対処法 : ウェルビーイングを追求する
概要
日本企業がこれを追求するために、従業員、マネジャー、経営者それぞれの立場で何をすべきか考察
内容メモ
職場の孤独がなぜ問題か
1. 個人や組織のパフォーマンスに悪影響を与える
職場での孤独感が強い従業員ほどパフォーマンスが低いという報告
nobuoka.icon ちゃんと論文を読んでないけど、因果関係は明白なのかな?
実験的に孤独感を抱かせた結果、下記が発生
論理的思考力の低下
他者への攻撃性
2. 心身の健康状態を悪化させる
孤独は 1 日 15 本のタバコを吸うのと同じぐらい健康に悪い 社会的に孤立しているかどうかに依らず、孤独を感じる人たちは死亡リスクが 26 % 高い
企業の対策は大きく 2 つ
1. 孤独という課題に直接アプローチして解決
4 つのアプローチがあるが、最初の 3 つはそれほど効果的ではなく、4 つめは有望だが実践例が少ない
1. 社会的接触を促す
2. 社会的スキルを高める
3. 社会的サポートを与える
4. 周りの人に対する認識を変えてもらう
2. 孤独に対して間接的にアプローチ ← 本論文ではこちらを紹介
従業員の人間関係 (孤独) や健康、欠勤、自制心、モチベーション、創造性、離職率に影響を与えて、結果としてパフォーマンス向上
ウェルビーイングへの働きかけをどのように行うか (従業員、マネジャー、経営者それぞれについて) 従業員ができること : 家族・生きがい・雑談を大切にする
日本人のウェルビーイングについての国際的な位置付け : ネガティブ体験が少ないがポジティブ体験も少ない
ポジティブ体験を高めるには : 家族への満足度と生きがいへの満足度が重要
人生評価とは職場での雑談が強い関連
nobuoka.icon 因果関係はあるのかねぇ
マネジャーの役割 : エンゲージメントの推進
部下のエンゲージメントを高めることがウェルビーイングに働きかける上で有効
Q12 の調査項目は、マネジャーが取るべき行動について問われている → マネジャーが PDCA を回せる 信頼の文化を築く上で重要なこと : 従業員を一人の人間として認める 従業員が、人生を通して何を達成したいと考えているのかなどを理解し、それを示す必要
150 人までは強いつながり、それ以上は弱いつながり
強いつながりと弱いつながりではもたらされる価値が異なる
強いつながりからは自分を基準として多様な情報が入る
弱いつながりからは自分の興味や関心からは遠いがユニークな情報がはいる
弱いつながりは意識しないと保てないからこそ、そこに貴重な情報が眠っている可能性がある